[UPDATE] 2026-08-24 初版(2026-08-21に公式ドキュメントで実査)。Channelsはリサーチプレビュー(研究提供段階)のため仕様が変わりえます。合わなくなっていたら開き直してください——このページは更新し続けます。

Claude Codeを使っているなら、公式ルートの主役はリモートコントロールです。自宅で動いているセッションを、外出先のスマホからそのまま握る——チャット窓口を立てるのではなく、作業机ごと持ち出すイメージで、導入はほぼゼロ。筆者はこれを毎日使っています(この教科書の制作指示も、かなりの部分が出先からのリモコンでした)。

リモートコントロール — 作業机ごと持ち出す

① ゴール(完成条件)

  • 外出先のスマホから、自宅で動いているClaude Codeのセッションを開いて指示が出せる

② 前提

  • Claude Codeがインストール・ログイン済み(自宅マシン)
  • スマホにClaudeアプリ(またはブラウザでclaude.ai)。Claude Codeと同じアカウントでログイン

③ やること

  1. 自宅マシンでClaude Codeのセッションを起動しておく(作業中のセッションでOK)
  2. スマホのClaudeアプリからClaude Codeのセッション一覧を開き、自宅のセッションを選ぶ
  3. そのまま話しかける——続きの指示・確認・追加依頼、全部できます

※接続メニューの名称や画面はアップデートで変わることがあります。見当たらないときは公式ドキュメントの最新情報を(このページも追従して直します)。

④ 性格(ここを分かって使う)

  • セッションが生きている間は、疑似的に常駐する相棒として使えます。朝仕込んだ作業の続きを、昼に出先から確認して追加指示——文脈も作業状態もそのまま
  • セッションが切れたら終わり。文脈も作業状態もセッションと運命を共にします
  • AIからの主動発信(定時報告)はありません。「こちらから握りに行く」道具です
  • 常駐型(OpenClaw)との使い分け: 数時間単位の集中作業を外から転がすならリモコン、日をまたいで毎日回る暮らしの運用なら常駐。対抗馬ではなく、併用する二本目の腕です

もうひとつの公式ルート: Channels(チャット窓口型)

リモコンが「机ごと持ち出す」なら、Channelsは「DiscordやTelegramにチャットの窓口を付ける」公式機能です。以下、設定手順ごと載せておきます。

用語の言い換え表

ChannelsClaude Codeに「チャットの窓口」を付ける公式機能
リサーチプレビュー正式版前の試験提供。動くが、仕様は変わりうる
ペアリング「このアカウントだけ話しかけてOK」の合言葉登録
Bun前提になるツール(Nodeの親戚)。先に入れておく

Channelsのゴール

  • スマホのDiscordからClaude Codeに話しかけて、返事が返ってくる
  • 自分のアカウント以外は話しかけられない状態になっている(許可リスト)

前提

  • Claude Codeがインストール・ログイン済み(サブスクに含まれ追加料金なし。Pro/Max個人はそのまま。Team/Enterpriseは管理者の有効化が必要)
  • Bunがインストール済み(bun --versionで確認)
  • Discordアカウントと自分のサーバー
  • ※Slackで使いたい人へ:「Claude in Slack」は別の機能です。混同注意

やること(約5分)

  1. Discord側でBotを作る: Developer PortalでNew Application → Botのトークンを控える(秘密情報)
  2. Message Content Intentを有効化(忘れると動きません)
  3. Botを自分のサーバーに招待(スコープ「bot」+View Channels / Send Messages / Send Messages in Threads / Read Message History / Attach Files / Add Reactions)
  4. Claude Code側でプラグインを入れて設定:
    /plugin install discord@claude-plugins-official
    /discord:configure <Botトークン>
  5. チャネル付きで起動し直す:
    claude --channels plugin:discord@claude-plugins-official
  6. ペアリング(安全の要): DiscordでBotにDM→返ってきたコードを登録→許可リストを有効化:
    /discord:access pair <コード>
    /discord:access policy allowlist

確認

スマホから話しかけて返事が来たら開通。「いま作業フォルダに何がある?」のような実ファイルの質問に答えたら、本当につながっています。

つまずき

Botが反応しないMessage Content Intentを見直す(最頻)
インストール失敗bun --versionが通るか。Bunが無ければ先に導入
話しかけても無視ペアリングと許可リストの状態を確認(/discord:access系)
PCを閉じたら止まった仕様です。起動中だけの窓口。常時化はOpenClaw編

Channelsの性格(公式仕様より)

  • 常駐しません: claudeを起動している間だけの窓口。「向こうから届く」定時報告も現状できません
  • そのぶん安全の初期値は堅い: ペアリング+許可リストが標準
  • 許可の確認をスマホから承認できて便利ですが、許可リストに入れるのは自分だけが原則

⑥+α もうひとつの公式ルート: リモートコントロール

Channelsとは別に、自宅で動いているClaude Codeのセッションをスマホからそのまま操作する「リモートコントロール」という公式の使い方もあります。チャット窓口を付けるのではなく、作業机ごと持ち出すイメージです。

  • セッションが生きている間は、外出先から作業の続き・追加指示・確認ができる(疑似的な常駐)
  • セッションが切れると文脈も終わる/AIからの主動発信はない
  • 導入はほぼゼロ(公式アプリ・claude.aiから接続)。詳細は公式ドキュメントの最新情報を

「常駐の相棒を建てる前に、外から握る感覚だけ試したい」なら、実はここが最短です。

次へ — なぜこの順番か

窓口ができた次の敵は「何を任せるか」と「事故」だからです。つながった後の毎日の回し方は、実録教材「AI相棒の育て方」で。